初めての赤ちゃんの離乳食ってわからないことばかりですよね。栄養面であったり食べさせて良いものや悪いもの・・・
私も、一人目の子の時はわからないことばかりだったのでいろんな人に教えてもらったり、自分でたくさん調べました。
今回はそんな離乳食で大切なことをや、役に立った情報を紹介したいと思います。
![](https://ks-kosodate.com/wp-content/uploads/2022/08/baby-g0e6a6bec4_1920-320x180.jpg)
離乳食の食材・メニューは、3つの栄養素を軸に考えよう
赤ちゃんの成長に大切な栄養素は、「炭水化物」「ビタミン・ミネラル」「タンパク質」になります。
炭水化物
脳や体を動かすエネルギー源になる。
・ごはん
離乳食の時期に合わせた水分量・やわらかさのおかゆや軟飯に調理する。
・麺類
ゆでうどんの場合、大人用よりも少し長めにゆで、時期に合わせた形状・長さにする。
・いも類
じゃがいもの場合、皮と芽、緑色の部分を取り除きやわらかく加熱し、時期に合わせた形状にする。
ビタミン、ミネラル
健康の維持や体調を整えるために必要。
・根菜類
にんじんの場合、皮をむきやわらかく加熱して時期に合わせた形状に。
・葉野菜
やわらかくゆで、時期に合わせた形状にする。
タンパク質
血や体をつくり、免疫力を上げる働きもする。
・豆腐
最初は絹ごし豆腐がおすすめ。加熱してから時期に合わせた形状にする。
・魚類
白身魚からスタート。中にしっかり火が通るまで加熱し、骨と皮を取り除いて時期に合わせた形状にする。
・肉類
離乳初期は食べさせない。離乳中期に鶏ささみ肉、または鶏ひき肉からスタート。
・卵
黄身は離乳初期、白身は離乳中期から与える。3才になるまではしっかり加熱し、時期に合わせた形状にする。
離乳初期(5~6ヵ月頃)
離乳食に慣れる時期。栄養バランスはまだ考えなくていいです。初めは食材そのものの味を教えるため、単品で食べさせます。慣れてきたら2種類以上の食材を混ぜて与えても。
進め方のポイント
・母乳、ミルク以外の食材を口に入れて飲み込むことから開始
赤ちゃんはこう発達します
・食べ物を消化、吸収ができるようになります
・スプーンなどを当てると下で押し返す原始反射がほぼなくなり、食べ物を口に取り込めるように
・口内で食べ物をつぶすことはまだできない
・最初は上唇が動かないので、食べ物が口の端から出てしまうことが
食べさせ方
・大人のひざに赤ちゃんを横向きに座らせます。最初は、少しだけ背中を後ろに倒して座らせるとごっくんしやすいです。赤ちゃんの下唇に食べ物をのせたスプーンを置き、口を閉じたらスプーンを引きます。
食材のやわらかさ
・初めの頃
とろとろのポタージュ
・慣れてきたら
ポッテリとしたペースト状
食べられる食材
炭水化物
- 米無し
- 米粉
- 食パン
- ロールパン
- オートミール
- うどん
- そうめん
- 冷や麦
- ジャガイモ
- さつまいも
タンパク質
- 豆腐
- きな粉
- 大豆
- 枝豆
- グリーンピース
- そら豆
- ひよこ豆
- 卵(黄身)
- プレーンヨーグルト
- たら
- かれい
- すずき
- 鯛
- ひらめ
- ちりめんじゃこ
ビタミン・ミネラル
- ニンジン
- 大根
- かぶ
- トマト
- とうもろこし
- きゅうり
- なす
- かぼちゃ
- ほうれん草
- 小松菜
- 白菜
- キャベツ
- ブロッコリー
- レタス
- 水菜
- チンゲン菜
- 玉ねぎ
- リンゴ
- いちご
- メロン
- バナナ
- スイカ
- 梨
- みかん
- 桃
離乳中期(7~8ヵ月頃)
1回の離乳食に3つの栄養素が入ることを少しづつ意識し始める時期です。食の体験を増やすため様々な食材を取り入れるのが理想です。
ただし、1回で完璧な量とバランスでなくても大丈夫。1品に3つの栄養素が入ったオールインワンメニューでもokです。
進め方のポイント
・舌を上あごに押し当てて、食べ物をつぶす練習をします
赤ちゃんはこう発達します
・舌を上下に動かして、上あごに食べ物を押し当ててつぶせるように
・上下の前歯が生えそろわないので、まだ食べ物をかじり取れない
・唇をしっかり閉じてモグモグできるようになり、こぼすことが少なくなる
食べさせ方
・ベビーラックなどに座らせて食べさせてもOK。下唇に食べ物をのせたスプーンをのせ、赤ちゃんが食べ物を取り込むのを待ち、ごっくんしてから次の1さじを
食材のやわらかさ
・指で楽につぶせる絹ごし豆腐くらい
食べられる食材
炭水化物
- コーンフレーク
- スパゲティ
- マカロニ
- 里いも
- 長いも
タンパク質
- 納豆
- 高野豆腐
- 卵
- うずら卵
- 粉チーズ
- リコッタチーズ
- 鮭
- カツオ
- トラウトサーモン
- ブリ
- マグロ
- ツナ缶
- 鶏ささみ肉
- 鶏ひき肉
- 鶏モモ肉
- 鶏むね肉
- レバー
ビタミン・ミネラル
- さやえんどう
- スナップえんどう
- さやいんげん
- ズッキーニ
- オクラ
- 冷凍ミックスベジタブル
- パプリカ
- ピーマン
- アスパラガス
- 長ネギ・青ネギ
- にら
- さくらんぼ
- キウイ
- ぶどう
- ドライフルーツ
- わかめ
- のり・青のり
- ごま
- とろろ昆布
- 桃
離乳後期(9~11ヵ月頃)
栄養バランスをしっかり意識していきたい時期ですが、1週間くらいの単位で調整すればOK。消化機能が発達してくるので、豚肉や牛肉など脂質の多い食材にも少しずつトライ。
進め方のポイント
・奥の歯茎でつぶして食べたり、手づかみで食べる経験を
赤ちゃんはこう発達します
・舌を左右に動かして、食べ物を奥の歯茎に移動させてつぶせるように
・上下の前歯が生えてくるので、食べ物をかじり取れるように
・かむ力が弱いので弾力があるもの、かたいものはまだ食べられない
・目で確認したものを手指でつかんで口に入れようとするように
食べさせ方
・自分で食べる経験をしたい時期。手づかみで食べられるメニューを用意して。手で食べ物をつかみやすいよう、体とテーブルの高さなどを調整。
食材のやわらかさ
・指でつぶせるバナナくらい
食べられる食材
炭水化物
- バゲット・バタール
- イングリッシュマフィン
- ホットケーキミックス
- お好み焼き粉
- 玄米フレーク
- 中華麺
- そば
- ビーフン
- 春雨
- フォー
タンパク質
- 溶けるチーズ
- プロセスチーズ
- クリームチーズ
- サバ
- イワシ
- さわら
- 金目鯛
- さんま
- あゆ
- 帆立て貝
- かき
- えび
- かに
- いわしのすり身
- サバ缶
- 豚ひき肉
- 牛ひき肉
- 豚もも肉
- 牛赤身内
- ベーコン
ビタミン・ミネラル
- れんこん
- ゴーヤ
- もやし
- しょうが
- にんにく
- パセリ
- しそ
- ミント
- バジル
- パクチー
- えのきだけ
- まいたけ
- しめじ
- グレープフルーツ
- アボカド
- ラズベリー
- いちじく
- びわ
- 寒天
- めかぶ
- ひじき
- ところてん
- 切り干し大根
離乳食を食べさせるときにとくに気をつけること
食中毒に注意
赤ちゃんは消化機能が未発達で、病原菌や毒素への抵抗力が弱いため食中毒を起こしやすいです。与える食材や調理などに注意が必要です。
食中毒にさせない3つの基本
1新鮮な食材を買いすぐに調理する
2調理器具や調理する人の手は清潔にする
3調理するときはしっかり加熱する
赤ちゃんに絶対食べさせてはいけない食材
・はちみつ
1歳未満は絶対NG。乳児ボツリヌス症の原因となる菌が混入している可能性があります。
・ぎんなん
大人も食べ過ぎると下痢をすることがあり、赤ちゃんには絶対NG。生のぎんなんは中毒を起こすことも。
・ジャガイモの芽や皮の緑色の部分
芽や皮の緑色の部分は天然毒素が多く含まれているので与えては絶対ダメ。しっかり取り除いて。
窒息に注意
赤ちゃんはのどが狭く、咀嚼や飲み込んだり・吐き出したりする機能が未発達。そのため口に入れたものが誤って気道に入り、息が出来なくなることがあります。
窒息しやすい食べ物
・ピーナッツ・乾燥した豆類・あめ玉
硬い上、丸いので誤えんの恐れが。5歳になるまでは食べさせません。砕いて与えるのも避けて。
・もち・こんにゃくゼリー
弾力があってかみにくく、のどに詰まる危険が。与えるのはもちも、こんにゃくゼリーも3歳以降を目安に小さく切って。