みなさんこんにちは!tomoです。突然ですが、私にはヨーロッパに移住した友達がいます。その子には2人の子供がいて、海外で子育てをしています。
その子と会う機会があり海外での子育ての話を聞いた時、日本と海外の子育ての違いにびっくりしました。
そこで今回は、海外に住む友達に聞いた日本と海外の子育ての違いを紹介します。
個性の尊重+多様性の受容
「みんな違って、みんないい」よく耳にする言葉ですよね。
海外では、むしろ
「みんな違うのが、当たり前!」
なんだそうです。
日本の幼稚園の朝は「みんなでご挨拶」から始まり「みんなで歌いましょう」「みんなで○○して遊びましょう」ですよね。
現地では、朝迎えてくれる先生の第一声が、そもそも違います。
「Hi!○○(名前)」「今日は何をしたい?」「今日は何をしに来たの?」・・・
そして時間制限なく好きなだけやりたい事をやらせてくれるんです。先生は子供達の様子を見て回り、それぞれに声かけをしてくれます。
遊びであれ工作であれ、「みんなと一緒」ではなく、一人一人に自分の頭で考えた事を言わせ、その通りにさせることで、その子の主張を尊重するというわけなんですね!
日本の幼稚園生活を少し経験していたその子の子供は戸惑いが大きかったそうです。
「幼稚園に行って その日にやる事を自分で決める」なんて、日本じゃ絶対ないですもん笑
ですが子供は順応性が高いので、すぐに「あしたは何をしようかな~?」とか、朝出かける前に「今日は○○するんだ!」と言うようになったそうです。
一方生まれた時から海外の文化で育った下の子は、帰国後「どうして みんなと同じじゃなきゃいけないの?」「○○(名前)は△△がやりたいのに・・・」と不満爆発だったそうです。結果、週に2~3日は、お休みしていたそうです笑
某国では もう少し大きくなると、ディベートやスピーチが必修科目になるそうで、そこでは「自分の考えをきちんと述べて相手に理解させる訓練」が行われるみたいです。
日本的な「右へならえ!」というのは、
欧米では明らかに違和感をもって見られる行動です。
自立させるのが早い
幼い子供が “自分なりの考え” を主張して、周囲も当然の事として受け止めるというのは、日本とは異なる感じがしました。日本では「まだ小さいから・・・」と周囲の大人が代わりに決めるのが多いですよね。
低年齢から「自分の考えを主張し、自分の判断に基づいて行動する」ことが当たり前ですが、
それと同時に「自由に伴う責任」についても早くから認識させるようです。
欲求のままに犯罪行動を起こせば、もちろん処罰されます。
また「欲しいモノを買う自由」はあるけれど、そこには必ず「お金を支払う責任」が伴う事を教えます。
その責任を果たすためには「働かなければならない!」というわけですね。
経済的には、大学進学あたりから自立させることが多いです。 学費は自分で稼ぐ or 学生ローンを利用して、自分の責任で進学するのが当たり前みたいでした。
大学卒業まで、学費はもちろん住む場所の家賃や生活費まで親が面倒をみるのが当たり前(?)の日本とは大きな違いですね。
自分の国の歴史をよく知ってい
現在の社会があるのは「先人が作った どういう歴史によるのか?」について、多くの人がよく知っています。
それは「学校の授業」として学ぶというより、幼い頃から日々の生活の中で自然に身につけてきたという感じです。
おそらく親を中心に周囲の大人が、事あるごとに歴史的な話を語り継いでいるんだと思います。
私も含めて日本人のほとんどは「日本史」「世界史」というのは受験科目という意識が強くないですか?・・・
また彼らは、自分以外の国についても専門に関係なく本当によく知っていました。
「日本の○○って、どんななの?」という質問さえ、私達日本人より相手の方が良く知っているなんて事もありました…
海外で「日本文化」の代表とされている「能」「狂言」「歌舞伎」「相撲」などについては特に、一般の日本人の生活とは少し距離がありますものね、、
まとめ
私達日本人もヨーロッパの人達も、将来を見据えて愛情一杯に子育てをするのは同じです。
でも何を意識して、どんな価値観をもって毎日過ごすのか?については、かなり異なる感じがするのも現実でした。
もちろん、どちらが良い悪いということでは ありません。
彼らが大切にしているのは
*自主性の芽生え
*自由な気質を育むこと
海外での生活において特に成長期の子供達は、日本語以外の言語を学ぶだけでなく思考や行動パターン、つまりモノの考え方や価値観まで、さまざまな影響を受けます。
帰国直後、かなり大変だったのは逆カルチャーショックだったそうだす。
異文化に染まっていたのが、幼い時代の一時期だったにも関わらず「あ~ひょっとして、あの時の影響かな」という部分が、今も結構見えるんだそうです。
海外生活は、大人にとっても子供達にとっても「かけがえのない一生の財産」になったと言っていました。
もし海外赴任の話があって悩んでいるあなた、機会があるならぜひ行くことをお勧めします!